淡海のいろ
はじめに
「全国、どこへ行っても同じような風景」
それは、競争社会の合理化オペレーションの偏重と、画一的なデジタル化によって、その地域らしさが希薄になりつつあるということ。しかし、美しい景色や日常の生活の中で感じる滋賀県らしい色彩を、これからも大切にしたい。
滋賀県印刷工業組合と滋賀県立大学生活デザイン学科 徐研究室は連携して、滋賀県の風土や歴史、文化に根付いた伝統の色、地域の色、暮らしの色を調査・選定する事業「未来に伝える 淡海のいろ」プロジェクトを進めています。
2022年度には、学生のフィールドワークに基づく調査研究の中で試行錯誤し、第一弾となる12色を選定しました。
2023年度、さらに15色の選定を行い全27色へと拡大することで、「淡海のいろ」は滋賀県内19市町を全て網羅することができました。
プロジェクトのこれまでの活動記録と、成果として選定された「淡海のいろ」27色をご紹介します。“好みの1色”を探しながら、滋賀の魅力を再発見いただければ幸いに存じます。
地図で見る「淡海のいろ」
第一弾(12色)詳しく
安曇紅
派手好きな信長
陶の火
かがやき
桜のトンネル
護り笠
七雅
水郷の初夏
親分
母の色
でっちのおやつ
ハレの色
第二弾(15色)詳しく
瓶の中の華
野の彩り
とくべつな味
穂波立つかわら
ゆきげ
もぎたて
はぐくみ
ほたるのもり
安寧を願って
近江富士
古代の響き
神々の館
湖面の月
近江商人のお通り
白のまなびや